![]() | 1.下絵を描く スケッチブックにペンや鉛筆等で下絵を描きましょう。 最初のうちは一色のもののほうが無難でしょう。 木版画は彫刻刀を使って創作する絵ですので、下絵の段階で複雑過ぎるもの、自分の技術では彫れないものは簡略化しましょう。 |
![]() | 2.下絵を版木に写す トレーシングペーパーを下絵にかぶせ鉛筆で線をなぞりましょう。 それを裏返しにしてテープ等で固定し、間にカーボン紙をはさみ 2H,3H等の硬い鉛筆かボールペンでなぞります。 転写する前に版木に絵具で薄く色をつけておくと彫り跡がわかり便利です。 色付きの版木も売られております。 |
![]() | 3.版木 版木には様々な板が用いられますが、木版画用に作られた表面のなめらかな6mmもしくは9mm厚のシナ材合板が最適でしょう。そして図柄のより一回り大きめのものを選ぶのが賢明でしょう。 小さな版木は軽すぎて力が入れにくく、彫りにくく刷りにくく不便です。 例えばハガキサイズで製作する場合はその2倍ぐらいの大きさをお勧めします。 |
![]() | 4.下絵の修正 カーボン紙で左右逆に転写した下絵を彫る部分と彫らない部分とに墨などで区別してゆきます。 |
![]() | 5.彫刻刀 基本的に4種類の彫刻刀があります。絵柄の輪郭を切り出す「版木刀」、版面を浅く柔らかく削る「平刀」、版を深く強くさらう「丸刀」、そして鋭く細い線を彫るのに適した「三角刀」などです。 始めての方は彫刻刀のセットなどが便利でしょう。 |
![]() | 6.版木を彫る 版木刀で輪郭を切るようになぞり、平刀、丸刀、三角刀でそれにそって深く彫り進めてゆきましょう。 彫刻台を使うと版木が固定され彫りやすく、力も効率良く伝わります。 版木刀-彫刻刀は柄の長いものと短いものがありますが、版木刀はどちらも鉛筆を持つように柄を立てるように持ち手前に引くように版を切りましょう。 |
| ●平刀、丸刀、三角刀-刃の部分を下にして版木との角度を30〜35度位に保ち軽く浅くさらうように彫りましょう。 片手で扱うのは危険ですし刃の動きを調整するのが難しいのでもう一方の手を添えて彫り過ぎないように刃の動きを調整しましょう。 | |
![]() | 7.版を仕上げる 絵柄の外に絵具を着けたくない場合は絵柄の周囲2cmほどを取り去りましょう。 最初は丸刀で荒めに彫り、平刀で凹凸がなくなるように彫り版を仕上げましょう。 |
![]() | 8.試し刷りをする 版が仕上がったとはいえ、版は目で見る場合と多少違いがありますから、薄い絵具で試し刷りをしましょう。 テストを見て修正するところがあれば完全に乾いた後に彫り直しをしましょう。 |
![]() | 9.刷り込み刷毛を使う 今回は一色刷りですので好きな色一色で刷りましょう。 多過ぎない量の絵具を絵筆で版面に運び、刷り込み刷毛で素早くむらなく全体に絵具をのばしましょう。乾いてしまうようであれはもう少し絵具を加えるか、水を少し加えてもう一度刷毛でのばしましょう。 |
![]() | 10.バレンで刷る 版と同じ大きさの和紙等を版面に伏せ、その上からバレンで軽く刷りましょう。 紙背から手の圧を平均にかけ、回転させながら力を加えて刷りましょう。 絵具の量、版の湿り具合、紙の質、バレンの質、バレン圧などで刷り具合は変化します。 道具や材料を使いこなして、思った通りの作品が仕上がるように何度も刷り進めましょう。 |
![]() | 11. 完成した作品 |